2014年12月17日水曜日

本質をみる力


先日の日曜日、場面緘黙のシンポジウムに行ってきました。
場面緘黙とは家では話せるけれど、学校などでは話せなくなってしまう症状のことです。
場面緘黙はその症状の他に、緘動といって固まって動けなくなってしまう症状(筆談もできない、首も振れない状態)も合わさることがあります。
不安から生じる症状と言われていて、詳細の原因は不明。
場面緘黙の経験者として登壇されていた大橋さんの言葉ひとつひとつに重みがありました。当事者ではないと分からないこと、感じることができないことがたくさんありますしね。
そんなわけで些細な情報の間違ったやり取りでも簡単に混乱し、言葉を失うことができる私は、きちんと自分が感じていることをフィードバックすることもやっていかねばと思う次第です。(例えばYesみたいなNoとか、意見みたいな文句とか、本当に何が聞きたいのか本人も分かっていない質問とか、それで会話は成り立ちません。ただの混乱の元です。)
いつでもなんでも「本に書いてあったから」とか「○○さんが言ってたから」では自分のチカラを磨くことはできません。目の前の情報のカタマリ(人)と向き合うことによって、その人が今何を感じているのか、何を言っているのか、その言葉(時として非言語)はどこから発せられているのかをみることによって相手の本質と向き合い、そして自分の本質をみる力を磨くことができるのだと思います。


次回のシンポジウムは来年8月だそうです。
こちらは今回のチラシ↓
http://kanmoku.org/symposium20141214.pdf

主催のかんもくネットさん
http://kanmoku.org/







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